厄年とは、災厄が多く振りかかる恐れの多い年のことです。女性の場合は、19歳、33歳、37歳の3回ですが、地域や慣習により男性と同じように61歳を加えて4回とする場合もあります。この年齢は満年齢ではなく数え歳で計算します。数え歳は生まれた年が1歳で、お正月を迎えるたびに2歳・3歳と数えていきます。そのため誕生日を迎える前は満年齢にプラス2歳、誕生日を迎えた後は満年齢にプラス1歳すると数え歳になります。
厄年は災いが起こりやすい年なので、健康管理に注意して慎重に行動するようにという意味が込められています。女性の19歳は、昔であれば結婚や出産の年齢で、女性ならではの病気になりやすい時期にあたります。大厄である33歳は母として主婦として一番忙しい時で、事故にあったり病気になりやすい時期といえます。また37歳は体力的にも衰えてきて、体調を崩しやすい時期にあたります。ただの迷信だという方もいらっしゃいますが、医学や科学が現在ほど発達していなかった時代に、災厄が起こりやすい時期なので病気やケガには十分注意するように戒めたものです。また、厄年の前年が前厄で災厄の前兆が現れる年、次の年が後厄で災厄の恐れが残っている年として、同様に注意するようにとされています。大厄の年には神社仏閣で厄祓い・厄除けをして、災厄を未然に防ぐという風習もありますので、気になる方は近くの神社やお寺でお祓いをしていただき、気持ちをスッキリとさせるのも良いでしょう。